“伝える”より前に、“守る”が動いてしまう。
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「本音を言えない」のは、防御反応かもしれない
誰かに自分の気持ちを伝えたい。
でも、うまく言葉が出てこない。
そんな経験、あなたにもありませんか。
人は意識的に黙ることもありますが、
もっと厄介なのは「無意識に黙ってしまう」ことです。
心の中で何かが動いて、
気づけば言葉を飲み込んでしまっている。
本音を言えない人の「共通点」
私の相談者様でも、本音を出せないことで
人間関係に苦しむ方は少なくありません。
その多くに共通しているのが、
「言う前に、自分を守ってしまう」心のクセです。
・嫌われたくない
・面倒なことになりたくない
・自分の感情に自信がない
そんな気持ちが働くと、
防衛本能が「本音」にブレーキをかけます。
「感じない」ふりが、心を鈍らせる
もっとも怖いのは、
本音を「感じない」ふりを続けることです。
感情を抑え続けていると、
やがて自分でも何を感じているのかわからなくなる。
こうして人は、自分の心に対して鈍感になっていきます。
本音にたどり着く「やさしい方法」
では、どうすれば本音に気づけるのでしょうか。
ポイントは「無理に言葉にしようとしないこと」です。
言葉になる前の“違和感”や“ざわつき”に目を向ける。
身体の反応、ため息、表情の変化。
そうした小さなサインが、本音の入り口になるのです。
まとめ:「言えない本音」も、あなたの一部
人は皆、心に防御壁を持っています。
それは悪いことではありません。
でも、その壁の内側にある声に
一度だけ耳を澄ませてみてください。
そこには、あなたが本当に伝えたかった想いが
きっと静かに息をしています。
「心のトリセツ」では、
そんな無意識の声に光を当てるお手伝いをしています。
今日も、あなたの感受性がやさしく目を覚ましますように。